暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

商業化

2021年01月12日 | 古民家
 ムワリと鼻に刺す嫌な臭い・・・子供にとって、意味の解らない飲み物だった日本酒・・・。
いつの頃からか・・・その香りを心地よいと思うようになり・・・
体の芯まで冷えた体をほぐしてくれる温もりに・・・
スルリと鼻を通り抜け、華やかな風のように・・・穏やかな気分にさせてくれる・・・。
子供ながらに感じた日本酒は・・・
ベタベタと甘く、化学薬品のようで・・・ただ酔わせるだけの日本酒で・・・(あくまでも個人的な見解です。)
辛口・淡麗とは名ばかりのお酒作りに・・・先の見えない酒蔵は多かったようです・・・。

住い造りが商業化して・・・経験や伝統工法は効率悪く、儲からない商売となり・・・
工業化された住まいは・・・人を守る住処としての役割も、地域を守る住まいになる事無く・・・
ただ、建ち並んで行きました・・・。

若い杜氏に、精力的な経営者さんが継ぐ酒蔵が増え・・・
新しい日本酒が生まれています・・・。
海外に販路を求め・・・女性に合う日本酒が生まれ・・・
華やかなお酒、心地よい日本酒へと変わってきました・・・。
伝統の技術を追いかけても・・・その技を使う事の無い商業建築に日々追われる現実はあるけれど・・・
快適や効率を求め、商業化されるだけの住まいでは無く・・・
そこに暮らして・・・安らぎや癒しを感じられる住まい造りがあって・・・
守られる文化と繋がる暮らしが築ける、地域と文化に沿った住まい造りが良いと思います。




コメント (1)
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