暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

背中

2021年01月11日 | 古民家
 親の背中を見て育ち・・・反面教師で育つ子もいて・・・
どちらにしても、子供にとって大きな影響は・・・家族であり、住まいなんだと思う・・・。
3世代の大家族が暮らす住まいが少なくなり・・・核家族が増えて行った社会・・・
立派な古民家は不要な建物になり・・・積み重なるように並べられた我が家に、親の背中は遠い存在となってしまったのだろうか・・・?

おじいさんからお父さんに繋がれた住処を、子供が継ぐ事が難しくなって来たのは解っていて・・・
先祖代々の土地や建物を自分の代で手放す事に、違和感を持つ世代が多い事も解っていて・・・
地域で、守られて来た住まいを・・・地域の誰かが継いでくれるのなら・・・
手間を掛け造られた住まいは、何時の時代にも残されて行く・・・
頭で理解はしても・・・そう簡単には事は進まなく、空き家が増えているのを横目で眺めている・・・。

ひとりでは出来なくても・・・多くの手が揃えば何とかなる・・・
ボランティアにクラウドファンディングと・・・言い方は変わっても・・・
多くの人が関わり合い、結・・・の心で行う茅葺の葺き替えと考え方は違わないような気がして・・・
日本各地に残る立派とは言えない民家に、贅沢な造りの古民家・・・
主のいない住まいは、どちらも寂しく・・・いずれは朽ち果てゴミのように扱われてしまいます・・・。
伝統の文化や・・・地域に残る特別な文化として、多くの人が関り合いながら・・・
この先のお手本となるように・・・
大きな存在となる背中をたくさん残して行けたらと思います。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする