暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

基準

2020年12月26日 | 古民家
 右を見ても左を見ても・・・フワリフワリと白い煙が流れて・・・
ホテルのロビーも・・・バスの停留所も・・・電車の中も、人が泳ぐ街中でも・・・。
大人びた若者も・・・落ち着いた大人達も、紫煙をまとっていた頃・・・
融通の利かない社会の様で・・・実は、破天荒な暮らしも同居して・・・
今よりもずっと自由だったのかも知れない・・・。

大きな地震があって・・・大きな問題になる偽装事件が起きて・・・
どんどん規制は厳しくなり・・・伝統建築は肩身が狭くなりました・・・。
古い伝統工法で造られた住まいは地震に弱い・・・木造建築は火事ですぐに燃え広がってしまう・・・
そんな悪者にされてしまっていた世界が・・・
世界遺産に登録される技術として・・・大きく評価されるまでになりました・・・。

それでも現実は・・・衰退する技術の一つで・・・。
基礎の無い・・・金物を使わない伝統の木造建築を造るには、大きなハードルがたくさんあって・・・
たくさんの資料や書類、たくさんの費用が必要になる状況は変わっていません・・・。
それでも、少しづつ理解されて来た古民家の住まいや・・・木組みで造る構造・・・。
見た目や流行りに左右されず・・・人にやさしい環境に移ろうとしている今・・・
カタチだけの基準で彩られた住まい作りでは無く・・・
これからの基準を、もっと大きく育てて行けたらと、思います。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする