暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

広がる

2020年12月22日 | 古民家
 ロマネスク・ゴシック・ルネッサンス・バロック建築・ロココ建築・・・
名だたる世界の建築も、壮大な造りから・・・ステンドガラスの美しさ・・・
芸術品のような装飾まで・・・
時代によって特徴があり・・・イスラム建築やビサンチン建築など多くの技術を取り入れながら・・・
10世紀も前の建物とその街並みを、今でもその目に焼き付ける事が出来ます・・・。

日本は木の文化・・・1300年も前に建造された木造の建物も残っていますが・・・
それは本当に一握りの場所と、わずかな建物の数・・・
建物が残されていても・・・その廻りの町にはビルが建ち並び・・・
伝統を残す町並みは失われ・・・佇まいも感じられない場所になってしまいました・・・。

竪穴式住居から・・・掘立式住居・・・自然そのものの住まいから時間を刻み・・・
神殿造り・・・書院造りと、神聖な造りは生まれ・・・
それが、庶民の暮らしに沿った造りや間取り変化して・・・
洋服や家具がそうだったように・・・一部の裕福な暮らしに使われていた、厳格で窮屈な世界が・・・
なんでも有りの、自由な暮らしに育てられて行きました・・・。
新しい考え方で、奇抜な住いも・・・偏屈な住いもある街並みは・・・
なんでも受け入れる、日本らしさがある文化なのかも知れませんが・・・
もともとある気候風土で育った独自の文化を・・・失てしまっても良い訳ではありません・・・。
残されるべき建物が・・・町を守るように佇み、その建物を守るように町が広がる・・・
そんな関係の地域造り・・・町造りが出来ればと思います。





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