暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

古ぼけて

2020年12月20日 | 古民家
 木造の建物に付いて回る問題の一つ・・・火事・・・
大きな大火が幾度と無く町を焼き尽くして来ました・・・。
消火するのに、火元付近の建物を解体してしまう・・・荒っぽい消火しか出来ない時代でした・・・。
土蔵造りの町に変わる・・・道路を広くする・・・茅葺の屋根を瓦屋根に葺くなど・・・
町を守る工夫は行われて来ましたが・・・
今も消防車が入れない密集地・・・何事かがあっても、対応できない町造りがあり・・・
その為の燃えない住まい作りが・・・無機質な建物に、節操のない街の景観になっている気がします・・・。

自国の文化を大切に思う気持ちはあっても・・・そのまま残すには、快適な暮らしばかりとは言えなく・・・
不便で、ひと手間必要な生活があっても・・・それを受け入れ昔ながらの伝統を守る国もあるように・・・
新しいモノも取り入れながら暮らす伝統があっても良いような気がします・・・。

その為には・・・先人の想いや繋がれて来た伝統を知り・・・
地域に残る文化を守る気持ちが大切なんだろうと思います・・・。
カッコよく・・・モダンでおしゃれな住いが・・・この先どれだけ変わる流行りに右往左往して・・・
色あせ・・・古ぼけて行く町になるよりも・・・
古い伝統の暮らしの、少しみすぼらしい町が残る事が・・・未来に繋がるような気がします。


コメント
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