暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

達筆

2020年12月16日 | 古民家
 スルスルと流れる文字が美しい、はがきや手紙・・・
少し癖ある文字が、とても魅力的に見える時もある・・・。
巻物や・・・古書にある、いかにもミミズが這ったような文字を解読出来る人に尊敬はしても・・・
その文字が美しいとは思わない・・・。(あくまでも個人的見解です。)
土蔵の中から生まれる古い書物や箪笥に農耕器具・・・お宝もあれば・・・
引き取り手も居ない、絵空事の生活道具に・・・古き良き時代の遺産は・・・
そんな取り残された文字と同じように見えてしまうのかも・・・。

当時は立派でも・・・今見ると古いだけのお荷物・・・。
時代が変われば、ゴミのような代物が大きな価値を持たされてしまう今・・・
一時は厄介者扱いされた古民家も、今ではお宝のように扱われていますが・・・
もてはやされるのは一部の富裕層が造り上げ、残されて来た建物・・・
庶民が暮らした古民家は、古家として瞬く間に解体されてしまいます・・・。

昭和の雑貨や生活道具・・・懐かしい音楽にバブリーな車と家電製品を懐かしく感じ・・・
再ブームは何時の時代もあるもんだな・・・と憂いながら、古民家ブームもいずれ廃れるのかも知れません・・・。
達筆な住いは、日本の財産として国が保護していきます・・・。
庶民の暮らしの住まいは・・・地域が残して行かなければいけません・・・。
個性的で味のある・・・それでいてやさしく安心する文字のように・・・
あたたかな暮らしを、この先ものこして行けたらと思います。




コメント
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