暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

笑顔

2020年12月14日 | 古民家
 土埃と聞けば・・・学校の校庭に舞う、つむじ風のように・・・
ウルウルと枯葉を巻き込む姿か・・・
ビュバッと・・・春風の、若くて勢いのある突風を思い浮かべ・・・
あまり良いイメージではなさそうで・・・。
土壁と言われると・・・コロコロこぼれ落ち、厄介者扱いされるけれど・・・
時間を掛けて・・・力を付け育てた土には力があり・・・
屋根瓦の下地や・・・竹小舞の土壁としてすばらしい能力を発揮してくれます・・・。

土蔵の中に入った瞬間の感覚を経験した人は気付いてもらえるように・・・
土は断熱材の代わりにもなるほど熱を蓄える事が出来て・・・
鍾乳洞に入った感覚とは言えないまでも・・・
温度変化の少ない自然の空間を・・・上手く再現出来ていて・・・
身の回りにあるモノを生かす・・・先人の知恵を今に生かさない手はない無いように思う・・・。

経済の流れと・・・どこか一部の既得権を優先する社会に・・・
異物・・・遺産・・・文化財・・・と追いやられた古民家・・・
環境に無理なく・・・住む人にも優しい造り・・・
少しばかりの気遣いがあれば・・・
ほんのちょっと余裕を持てば・・・
みんなやさしい笑顔の暮らしになれると思うのに。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする