暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

ゆとり

2020年12月10日 | 古民家
 得体の知れない恐ろしい妖怪や・・・想像してしまう幽霊の存在・・・
帰り道に潜んでいる薄暗い雑木林に・・・街灯も無い暗闇・・・
町のあちらこちらには・・・子供が噂する、奇々怪々な物語がありました・・・。

絵空事のようにくだらない話題も無く・・・現実的なおしゃべりばかりではなんだかつまらない・・・。
ポンコツな部分や・・・度を越えたいたずらが、日常茶飯事の暮らしの中にも・・・
ある程度のルールはあって・・・そんな中に、否定したくても否定出来ない・・・
解っているけど、何故か怖くて気になる物語はたくさん生まれて来ました・・・。

茅葺屋根の自然の素材に囲まれた住まいに・・・土間があって、神様がお家に中にあって・・・
何事にも感謝をしながらの暮らしが・・・
目に見えないモノに敬意を持ち、習慣を育てていました・・・。
自然相手では、融通効かない暮しにもなりますが・・・
折り合いを付けながら工夫して・・・解っているのに、わざと知らないふりをして・・・
いろんなものに例えながら、ごまかしながら・・・暮らしを整えて来たのかもしれません・・・。
すべてが合理的で無駄のない暮らしよりも・・・
得体のしれない何かを楽しむ・・・そんな余裕とゆとりある暮らしが望まれているのかも知れません。


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ごはん

2020年12月10日 | 古民家
 
 煮物に炒め物にお漬物・・・そこには、お味噌汁に焼き魚と白いご飯が揃っている・・・。
いつからか・・・食卓に並ぶ惣菜の種類に疑問を持たず・・・
無表情で食らいつく、若かりし頃・・・
贅沢な食材でも無く・・・高価な食材でも無く・・・
手際よく・・・サラサラと生まれる素朴なおかずの数は、贅沢で至福の時間だったんだろうと思う・・・。

朝ごはんを食べない子供に、食べられない子供・・・・
いろんな事情で、コンビニに外食ばかりの食生活が続く人も多いと思う・・・。
食が遺産になる違和感はあっても・・・多彩な日本食の良さは素晴らしと思い・・・
日頃味わう何気ない食事が・・・とても悲しい姿になって来ているのに、目を背けているのだろうか・・・?

炊きたてのご飯に・・・ほんの少し具の多いみそ汁・・・
わがままを言えば・・・卵か焼き魚、もしくは味付け海苔、と・・・少しのぬか漬けでもあれば・・・
涙が出るほどうれしく・・・体が喜ぶ食事になるはずです・・・。(個人的な見解です。)
豊かな暮らしに欠かせない食・・・・・
住まい方と同じように・・・見た目や、快適だけでは無い・・・
本当に必要とする暮らし方があるんだろうと思います。

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