暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

お疲れ

2020年12月06日 | 古民家
 ふるさとを遠く離れて出稼ぎに出る・・・
地方の過疎化や空き家が多くなる一つの理由は・・・
地元を離れて・・・腰を据えた場所で生活を築く人が多いと言う事・・・。
Iターン・Uターンは今でも話は聞きますが・・・絶対数がとても少なく・・・
進学や就職で、生まれたふるさとを後に・・・見知らぬ場所に新しいふるさとが生まれて行きます・・・。

仕事を求めて夜行列車で上野に降り立つ・・・そんな時代の集団就職とは違いますが・・・
地方での就職先が少ないのは今も変わらず・・・暮らしの豊かさをモノに求めて・・・
こころの豊かさは置いてきぼりになってしまい・・・古民家は貧しさの代名詞のように捉えられてしまいました・・・。

近くで取れる素材を生かして、住処を造る基本的な考え方が古民家の住まい・・・
緩やかな暮しは地産地消で流れ・・・無理の無い退屈な暮らしが、どれだけ貴重なのかを忘れてしまいました・・・。
平凡な毎日が退屈だと思うのは・・・幸せな証拠・・・
生活が成り立たない農業になってしまった事に疑問は持っても、時間は変わらず過ぎて行くように・・・
暮しの姿も・・・田舎に残る選択肢は減るばかりです・・・。
地方の魅力が日本を支えているのを・・・慌ただしさの中で忘れているような気がします。




コメント
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