暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

つぎはぎ

2020年11月30日 | 古民家
 クマちゃんの顔に・・・ブタちゃんのお尻・・・膝と肘にかわいいアップリケが笑ってる・・・。
派手に遊んで・・・一所懸命走り廻る子供のお仕事も・・・
お母さんの悩みの種は・・・いつの時代も変わらなく・・・
様子が変わったのは・・・アップリケを見なくなった事・・・
真新し洋服が後に控えている今とは違って・・・何度もツギハギをして・・・
たくさんおさがりを繰り返して・・・幼い洋服は大切に繋がって来ました・・・。

ツギハギと言うと、あまり良い意味には捉えてもらえなくて・・・
パッチワークと言えば少しお洒落れになって・・・
どちらも・・・貴重な布を大切にする、暮らしの知恵から生まれた伝統技術です・・・。

古民家の見上げる吹き抜けに、大きく流れる梁や・・・
大人がひと抱えするほどの太い柱の住まいだけが、古民家と思われがちですが・・・
多くの職人が山から切り出して加工された木材は・・・
古くなれば・・・解体して移築され、痛みのある部分は継ぎ木をしたり・・・
部分的に取り除き・・・適材適所に工夫して使い続けられて来た住まいが古民家で・・・
小屋や納屋の多くは・・・古い母屋の解体材を再利用して建てられた建物も多く・・・
どうしても使えない木材は、薪などとして最後まで利用されて来ました・・・。
ゴミを極力出さない暮しは・・・暮らしの中に手間暇の掛かる工夫が自然と流れていて・・・
誰もが・・・自分だけは関係ないね・・・・とは考えてはいませんでした・・・。
少し振り返りながら・・・暮らしの流れを変えられれば、いろんな景色が見られるような気がします。
コメント
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