暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

2020年11月12日 | 古民家
 ガリッと丈夫で大きな手は・・・働く人の仕事を映し出し・・・
仕事をする人の手の美しさは・・・大切な暮らしを支えています・・・。
職人さんの仕事の手は、長年繰り返される作業で・・・・・
大きく曲がってたり・・・長細かったり・・・太っちょだったり・・・
ゴワゴワしたり・・ふにゅふにゅだったり・・・。
もの造りする手は、いろんな事を語りかけてくれます・・・。

手造りが重宝されて・・・1点物が高価だと言われるけれど・・・
大量に作られれば・・・皆は喜ぶけれど、手造りしていた職人さんはあまり喜んではくれない・・・。
日本の伝統工芸のすばらしさは解っていても・・・その伝統を普段の暮らしの中で見る事は少なく・・・
特別な日にちょっとだけ出会う時があって・・・何かの催事ですれ違うだけ・・・

伝統的な職業も・・・お祭りも、先行きの見えない流れになっていて・・・
その伝統を守り続ける責任があると言われても・・・食えない武士がいたように・・・
名前だけで暮らして行ける訳でもありません・・・。
古民家の中には・・・いろんな職人さんの知恵や工夫が残されていて・・・
その技術は、社寺建築だけに残されて来たのでは無く・・・
農家さんや商家さん・・・宿場や街道の住まいに色濃く残されて来ました・・・。
時代で変化する考え方も技術も・・・仕事をするのはやっぱり職人さんの手が必要で・・・
庶民の伝統を生かした住まい造りが残る・・・持続可能な住まいが、これからは求められているような気がします。





コメント
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