暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

ことば

2020年11月09日 | 古民家
 カタコトと語りかける音は心地よく・・・
時間を掛けて進む景色は・・・窓から覗くおじいさんと子供の顔もはっきりと焼き付いて・・・
沈む夕日は何時までも・・・もったいなさそうに、夜の帳は待ち構えている・・・。
・・・止まりそうな時間がいつまでも続けばいいのに・・・と、小さく口に出すのは・・・
ソロソロと・・・瞼が休む時間が来ているのだろうと思う・・・。

車も電車も飛行機も・・・急ぐ旅に出る訳でも無いだろうに、道行く人も・・・
駆け足で時間に向きあっている姿を見ると・・・
僅か3ケ月ほどで、新しい我が家が手に入る不思議に・・・?・・・が浮かんでみても・・・
それが普通なのかなと・・・何故か納得もしてみたりする・・・。

森が育む・・・1本の木立、柱や梁材として成長する時間は60年以上・・・
伐採され・・・葉枯らし・製材・天日干し・・・1年育て、ようやく暮らしを守る住まいに変わるのに・・・
人の都合で早くも遅くも変化する時間では無く・・・
自然の流れに出来るだけ合わせる事で生まれる・・・暮らしの流れもあるような気がする・・・。
移動の手段や・・・手間いらずの暮らしとして必要な車や家からは・・・
心に語り語りかけてくれる言葉は・・・生まれてこないような気がします。



コメント
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