暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

炊き立て

2020年11月05日 | 古民家
 白いご飯が、体に良いのか悪いのかは知りませんが・・・
炊き立てのご飯がうまい事は知っている・・・。
まだまだ将来の事など考えてもいない時分・・・キャンプで焚いた飯盒のご飯・・・
カレーライスで無ければ、眉間にしわを寄せるほどの出来栄えだったけれど・・・
土鍋で焚くご飯のおいしさは心地よく・・・
名人が焚き上げるお米だったら・・・想像を超えるおいしいさなんだろうと思う・・・。

お米を育てる人達がいなくなる・・・そんな世界を想像出来ないくらい、手にするお米は身近にあって・・・
住まいをコンビニで買うように・・・身近に家は建ち並び・・・
望めば大抵のモノは手に入る社会・・・永遠に続くような気がしても・・・
畑に人の姿は無く・・・朝日や夕日が映る田んぼは涸れはてて・・・
モウモウと咲く雑草の束は・・・枯れる事無く生き生きとしている・・・。

塩おむすびのおいしさや・・・ピカリと輝くお米のおいしさに・・・
沢庵と、具の少ないお味噌汁があれば言う事は無い・・・
贅沢とはそんな質素な暮らしにあるように思えて・・・
毎日が退屈でたまらなくても・・・代り映えしない日々が坦々と過ぎても・・・
その変化の無さが・・・返って幸せな暮らしなんだろうと・・・
しみじみ思う・・・。
少し硬くて、おこげのある飯盒のご飯は・・・その時あの場所で無ければ味わえない・・・・
至福の時だったんだと思います。
コメント
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