暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

具合

2020年10月11日 | 古民家
 どうも具合が悪い・・・体の調子もあれば、タイミングが悪い時にも使われて・・・
幅広く、便利に使われる万能の言葉であっても・・・
当然、良くない場面に使われる言葉で・・・
建築で言えば、仕上がりが悪く納まりも悪いのだから・・・なんだかしっくりと来ない・・・
そうなると体の具合も悪くなってしまうものなんだろう・・・。

始末が悪い・・・も、同じように意味合いで使わるのですが・・・
日常会話で姿は見せず・・・古い言葉となり・・・消える言葉・・・。
若者言葉が生まれ・・・流行語大賞があって・・・サラリーマン川柳で時代の流れを感じ・・・
数年もすると、死語と言われて・・・口に出してしまうと気恥しい顔になる・・・

暮しの中にある流行・・・
床材や壁材・・・家具に照明器具・・・チカチカと光り輝く目新しい意匠は・・・
浮かんでは沈んで・・・少しづつ変化しながら繰り返し・・・
当時の流行りを知らない世代が、目を輝かせる・・・。
古民家の世界は時間が止まったまま・・・静かに時を刻み・・・
大して変化もせずに・・・100年・・200年と暮らしを見守ります・・・。
どうも具合の悪い暮らしが続くと・・・変化の少ない落ち着いた空間を求めるものなのかも知れません。



コメント
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