暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

悠久の時間

2020年10月06日 | 古民家
 深い緑の隙間から・・・サラサラとこぼれる日差しは強く・・・
重なる枝葉は夏の様相を見せている・・・。
力尽きたように色を変え、落ち葉は北風に流されて・・・
枝葉がさみしい冬の始まり・・・。
霜を受け止めた枝が・・・凛と光り、かすれた空気に照らされて・・・
物悲しくも、わずかな陽だまりが温かい・・・。
生まれたての緑は力強く・・・これから生まれる命を祝福する風を運んでくれているのかも知れない・・・。

人が成長する様に・・・変わらず変化を楽しめる木々の姿に、森の雄大さ・・・。
落ち葉が幾重にも重なる山は、積もり積もって大きくはならないなのだろうか・・・?
そんな質問をする子がいて・・・
多様性が見せてくれる自然の不思議は・・・そんな所にもあると伝えれば・・・
落ち葉が無くては生きられない暮しもあるのだと・・・少しは気付いてくれたのかも知れない・・・。

人工物を見ていると・・・最初は驚きや珍しさで目を奪われても・・・
1日見てはいられないようで・・・
自然の景色は時間を忘れ・・・1週間でも見ていられるそうです・・・。
(あくまでも個人的な感想です。)
それは流れ行く時間の中で・・・二度と見れない景色となって変化して行くから・・・。
それでも人工物の古民家の佇まいは・・・何時までも飽きる事無く・・・
安らぎを与えてくれる、悠久の時間が流れているような気がします。

コメント
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