暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

拠り所

2020年10月04日 | 古民家
 噺でも出て来る「ご隠居さん」・・・
村には必ずいた「名主さん」・・・
重鎮に、世話役やご意見番・・・どの町にも、一目置かれる存在のご年配がいる事で・・・
なんとなく秩序があり、問題が起きてもなんとなく解決してきた気がします・・・。

自治会や子供会が立ち行かなくなり・・・消滅するのも珍しく無くなり・・・
ゴミ置き場が使える使えない・・・数百年続いた行事が中止になる・・・
誰が住んでいるのかも解らない・・・。
頑固で変わったご老体が少なくなるだけで・・・こんなにも地域がバラバラになるとは・・・考えもつかず・・・。
大きな声で、当たり前の言葉を素直に言える人も少なくなり・・・
それがコンプライアンスというならば・・・人が集まる地域の絆は、もっと薄れてしまうように思います・・・。

人と同じように、町のシンボルがあって・・・
お城がその場所の誇りだったように・・・街並みがその町の存在そのものだったように・・・。
昔からそこに建ち続ける古民家も・・・心の拠り所だったのかも知れません・・・。
古いからと簡単に解体してしまうのでは無く・・・どうにか残し、住み繋ぎ・・・
次の世代に残す意味を・・・多くの人に知ってほしいと思います。



コメント
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