暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

住まいと庭

2020年09月29日 | 古民家
 こざっぱりと小さな玄関を進んで・・・ほの暗く狭い廊下をソロリと抜け・・・
案外と低い鴨居を意識しながら、頭を垂らし、大げさにくぐれば・・・
フカリと足に吸い付く畳の感触がうれしく・・・
和室の室礼に並んで広がる・・・眩しい庭の景色が広がっています・・・。

どんなに立派な建物も・・・庭が無くては愛想が無く・・・
こじんまりでも良い、お手入れされた小さな庭は無くてはならず・・・
コンクリートやアスファルトで固められて・・・アルミのフェンスで囲われた住まいなど・・・
どのように愛でて良いのか解らなくなる・・・。

和の物は、手を入れる事で存在感が増して・・・
和の暮らしは・・・いちいち感じる仕掛けがあちらこちらに隠れ・・・
建物も庭も・・・それほど関係なく暮らしに寄り添っているようで・・・
その実、結構あてにしながら気を使って暮らしが支えられている気がします・・・。
お手入れ要らずの生活は・・・女性の暮らしを変えて、日々の習慣を変化させて、体は快適になったのかも知れませんが・・・
些細な事に気付いて喜ぶ楽しさは・・・失ってしまいました・・・。
小さな喜びが見え隠れする住まい方を、もっと知ってほしいと思います。






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