暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

理想の住まい

2020年09月21日 | 古民家
 雨風をしのげる程度の住まいで良ければ、洞窟で良い訳でも無く・・・
動物などに襲われない住まいで良ければ・・・木の上の小屋で良い訳でも無く・・・。
竪穴式住居から・・・首が痛くなるほど見上げる高層マンションに暮らすようになって・・・
裸でも過ごせるほど・・・環境が変化しない空間で過ごして・・・
それが本当に望んで来た暮らしだったのでしょうか・・・?

住い造りを考えた時・・・子供に残す事を一番に考える人は少ないと思います・・・。
次の時代の方々が暮らせる住まいと考えて建てる人も、居ないかも知れません・・・。
大切な国の財産として住まいがあって・・・そこそこ手厚く法律で保護されていたり・・・訳の解らない税金や関わる業種はたくさんあります・・・。
けれど・・・建て主さんの多くは、自分の夢・趣味・家族構成・予算・見栄など・・・
未来の世界を考えて建てる人はいないと思います・・・。
(あくまでも個人的な見解です。)

後世に残る作品として住まい造りをしている建築家さんはいます・・・。
自分の技を、次の世代に継いでもらう為に住まい造りをする職人さんもいます・・・。
日本の伝統や地域の文化を繋いで行く為に、熱い思いをぶつける人もいます・・・。
今を生きて暮らせる住まいとして家を建て・・・知らない誰かなのか・・・
縁あってその建物に出会えた誰かが、豊かに暮らせる住まい・・・。
これからの住まい造りに・・・そんな考え方を持って取り組むと・・・
案外理想の住まいが造れるのかも知れません。

コメント
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