暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

手取り足取り

2020年09月19日 | 古民家
 一子相伝・・・門外不出・・・伝統的で特別な技術は公にする事を拒んで・・・
一部の人に引き継がれて行きました・・・。
文書にされない技術もあり、不運にも次の世代に残される事無く消えてしまった伝統も多くあると思います・・・。

見て盗め・・・体で覚えろ・・・
修行の時間は果てしなく辛く、一人前と言われるには永遠と思うほどの時間が流れて・・・
挫折する人も多かった事でしょう・・・。
自分が手掛けた建物が、いずれ修復される時・・・恥ずかしくない手仕事をしているか・・・
いずれ育った弟子が・・・その建物の補修で、親方の技術を改めて見て勉強する・・・。
言葉で教えなくても、日々の仕事を見ているだけ・・・教えを受けていると感じるか・・・。
時代錯誤と言われても、その心持は大切です・・・。

ずいぶんと時間は変化して・・・
手取り足取り、丁寧に教え・・・叱ることも無く覚えるまで根気よく指導する・・・。
不意な言葉が差別やパワハラになる時代です・・・。
変わる景色も・・・粗末な街並みも・・・丁寧に教えて声を掛けて行かないと何が良くないのかも解らない暮し・・・
心の通った住まいや・・・あたたかな暮らし造りに一子相伝は無く・・・
丁寧に伝え残し守って行く事の大切さを、残すべき伝統として・・・
次の世代に根気よく教えて行ければと思います。
コメント
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