暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

身支度

2020年09月07日 | 古民家
 秋の気配が、ワイワイ近づいて来るのでは無く・・・
気が付けば横にいるようなこの頃・・・
春夏秋冬の個性が、ないがしろになっているみたいで、何故悲しくなってしまいます・・・。
ありがたい事に・・・お店の棚にモノはあふれて、値段の違いは多少あっても・・・正確に季節感の無い食材が並び・・・
旬の良さを聞かれた子供は・・・ドキドキしながら、答えようの無い食生活に疑問は持たないのかも知れません・・・。

サツマイモや栗は、ポコポコと口を踊らせて・・・
柿やリンゴはコリコリと口を楽しませてくれます・・・。
待ちどおしい季節の食材に・・・
落ち葉がサワサワと足元に絡めば・・・遠くに心躍らせたくなるこれからら・・・
少し退屈な毎日が・・・色鮮やかな日々に変わる季節の訪れです・・・。

どれだけ人が望んでも・・・毎年顔を出す頃合いは自然任せ・・・
暮らしの中にも・・・毎年必ずやって来る変化を感じられる支度があるはずで・・・
そんなやり取りがあるから、時間の変化を感じられて、安心するのだと思います・・・。
季節の身支度が出来る住まい造りは・・・しあわせなのかな・・・と思います。





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川の流れ

2020年09月07日 | 古民家
 大きな川の・・・大きな流れを、土手に腰掛見ている人も・・・
橋の上から覗きもむ人も、何を考えるでも無く・・・
ユラリと、心和む時間を与えてくれます・・・。

ダムなど無い、豊かな川がそちらこちらにあった時・・・
たっぷりと流れる水の音は・・・たくましく、おおらかで・・・
暮しを支えてくれる大切な役目を持っていました・・・。
伐採された木々を、麓まで送るのも・・・川の大きな役目で・・・
馬や牛に、山の険しい道を引かせて運ぶよりも・・・はるかに効率よく・・・
多くの木材を運べ・・・大切に育てられた木材を日本各地に送る事が出来ました・・・。

海や川が近くに無いのに・・・ひとかかえ出来ないほどの太い丸太を・・・
どうやって運び・・・棟に上げたのか・・・?
どうやって・・・柱に加工して大黒柱として建てられる事が出来たのか・・・?
時間が許さなくなり・・・お手軽に、格安を求められる社会に・・・
5年・・・10年は長すぎる時間・・・。
のんびりと川を流れるような、たっぷりの時間を・・・住まい造りに生かし・・・
語り継がれる時間を育ててほしいと思います。





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