暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

子供のように

2020年09月04日 | 古民家

 ドーオウ・・・ドーオウーと風が吹けば・・・キシキシとガラス戸が鳴り・・・

得体のしれない恐怖が襲って来る気がして・・・

見えないモノに体当たりされるほど家が揺れると・・・ますます頭が重くなり・・・

震えながら、しっとりと寝床で目をつむり・・・もじもじまどろみながら、知らぬ間に明けた朝は・・・

目ボケ眼にテラテラと・・・おひさまが映っていた・・・。

大して丈夫そうな佇まいでもない木造家屋の雨漏れも・・・

風で飛ばされるトタン屋根も、日常茶飯事だった頃・・・

子供にとっての台風は、恐れであり・・・楽しみであり・・・

大人の事情や・・・災害の意識は薄く、退屈を救ってくれる・・・

日頃味わえないイベントだったのかもしれない・・・。(あくまでも個人的な感想です。)

地盤・荷重・地震力・風圧力など・・・安心して暮らせる住まい造りは・・・

複雑な構造計算によって、組み立てられていますが・・・

長い年月積み上げられて来た伝統技術の考え方が・・・現代の高層ビルなどに取り入れられ・・・

最新の技術として、住まい安全を守っています・・・。

数値化出来ない伝統技術を、すぐに・・・誰にでも・・・簡単に管理できて・・・

いい訳が出来るように、仕組み作りが考えられて来ました・・・。

自然の摂理と、感覚・経験で積み上げられた技術は・・・言われれば、子供のように単純な考えと似ていて・・・

逆らわず・・・流されるような考え方も大切なのかな・・・と思います。

 

コメント (1)
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