暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

絶滅

2020年08月04日 | 古民家

 一本のロープ・・・昔は荒縄、棕櫚縄などでいろんなものを緊結してきました・・・。

合掌造りの屋根の下地・・・丸太を縛るのも、荒縄を巧みに使いこなして・・・

雪の重さを分散して住まいを支えていました・・・。

庭木で見る竹垣、雪囲い・・・機能美の姿を支える荒縄などの縛り方に工夫があり・・・

芸術なんだなぁと思います・・・。

便利な緊結バンドがホームセンターで売られ・・・

新聞や雑誌をまとめて廃品回収に出す時・・・専用の紙袋があったり・・・

紐で何かを縛る日常は少なくなり、それを教えてくれる世代も少なくなりました・・・。

ネットで調べれば、あっという間に多くの事を教えてくれますが・・・

人から教わる・・・疑問に思って自分で考える・・・人の手仕事を見て覚える・・・

頑固職人では弟子が育たないように・・・コンプライアンスはとても大切で・・・

伝統の技を守るには難しい風潮になっています・・・。

絶滅危惧種は、動物や植物だけでは無く・・・人の暮らしに中にもあるんだと思います。

 

 

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