暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

太陽にむかい

2020年07月29日 | 古民家

田園風景が広がり、サラサラ育つ稲穂の美しさをの中に・・・

ポイっと存在感のあるモノが目に入り・・・

自家水の小屋かと思えば・・・なぜか祠・・・?

誰も気づかないようで、石ころのような存在のお地蔵さまや・・・お釈迦様・・・

ずいぶんな時を同じ場所で過ごし・・・姿・形が危うくなるほど風化しても・・・

まだまだ当分の間はその場所に立ち続けるのだろう、そんな予感のする存在感・・・。

道祖神や・・・ある地域では石敢當などが、道端に意味を持って築かれて・・・

人や地域を見守り・・・疫病や得体のしれないモノを寄せ付けない、迷信ではあるのだろうが・・・

誰もその存在を声高らかに否定はしない・・・

妖怪や幽霊となれば・・・気の遠くなるくらい昔から語り継がれはしても・・・

風化もせず・・・新しい魅力を発信し続けています・・・。

上棟した時に飾る幣串や・・・火を使う竈・・・家に福をもたらす座敷童・・・。

井戸にも感謝の祈りをしてみたりと・・・暮らしに中で、信仰と呼ばれる行為や・・・

神様のような存在を感じる場面はたくさんあります・・・。

地域によっては、恐怖を覚えそうな習慣もあるようですが・・・

歴史ある住まいだからこそ・・・霊や神の存在を意識し、継がれて来た歴史がそう感じさせているような気がします・・・。

火や水のありがたさを感じられない暮しでも・・・一旦何事か起きれば、快適な生活は出来なくなります・・・。

毎日・・・すべてに感謝する・・・朝起きて太陽に向かって手を合わせる・・・

そんな気持ちからが始まりなのかな・・・?と、思います。

 

コメント
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