暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

ことば

2020年07月15日 | 古民家

 小学校・・・いえいえ、中学・高校になっても・・・ウリウリと定まらない文字を綴って・・・

気分で変わる自分の文字は好きになれず・・・

お手本になりそうな文字を書く、いかにも優等生なクラスのあの子に・・・

お手本にはなりそうになくても・・・ノートの上で、踊り出しそうな文字を書くアイツ・・・

個性ある文字を見ると・・・文字自体が絵画であってもおかしくないだろう・・・と思える時期がありました・・・。

「僕」・・・と言う、意味合い的には少しへりくだった自己表現に使われていた言葉が・・・

江戸末期から明治にかけて、多くの志士に使われました・・・。

「君」・・・と言う言葉も盛んに使われたそうで・・・本来の意味を大きく崩しはしなくても・・・

時代の流れに乗り・・・カッコよさや、自己表現の素材として・・・言葉は進化してきました・・・。

難しい漢字が、漢字のまま簡略化して来たのが大陸であるのに対して・・・

日本は、漢字を独自に変化もさせましたが・・・カタカナやひらがなと言う・・・

誰もが使い易く・・・やさしい言葉を生み出して来ました・・・。

古民家の伝統的な技術には・・・飛騨の匠と言われる、複雑で高度な技もありますが・・・

古い材料を使って、少し器用な農家の親父が建てられる・・・そんな手仕事の技術もあります・・・。

農家のお宅には・・・納屋の1つや2つは必ずあって・・・加工された穴の開いた柱や束材が使われ・・・

なんて事のない古屋が100年も建ち続けている・・・

同じ建物でも・・・工芸品のような立派な古民家から・・・古ぼけた小屋まで・・・

それぞれの味があり・・・それぞれの良さを引き出す個性があるのが・・・

古くからある伝統の良さだと思います。

 

 

 

 

 

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