暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

景色

2020年07月09日 | 古民家

 ぼんやりと霞がかった空を見上げると・・・淡いお月様が雲に隠れて・・・

アスファルトの地面は、ついさっきまでホタホタと降り続いた雨で黒く染まり・・・

足元がおぼつかない訳でも無いのに・・・遅く、頼りない足取りが草むらの脇を通り過ぎると・・・

ケロケロ・・・と、雨と世の間を楽しむように静かに・・・楽しそうに話し込んでいます・・・。

少し足を延ばして訪れる場所には・・・心癒される景色や街並みが残されています・・・。

仕事や刺激を求めるにはあまりにもつまらないと・・・多くの方がその土地を後にしますが・・・

何もない・・・変わらない日常がどれほど愛おしいかに気付くと・・・

その町は色鮮やかに見え始め・・・残さなければならないかけがえの無い場所だと思うようになります・・・。

子供がいなくなって・・・空き家が増え、その対応に成すすべなく右往左往する人達・・・

日本のどこに行っても、素晴らし場所は沢山あるのに・・・その大切さも解っているのに・・・

大きな流れを変えるほどの意識は生まれていません・・・。

人の暮らしが便利になればなるほど、失うモノも多くて時間を元に戻す方向に向かう訳にもいかず・・・。

当たり前に思える、住いの暮らし方を考える・・・そんな時間があっても良いのかも知れません。

 

 

コメント
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