暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

力強く

2020年06月21日 | 古民家

 ザクッ、と刺すような車のヘッドライトが行きかう大きな道路も・・・

街灯も無く・・・むなしい排気音だけが響く山の奥深くの道路にも・・・

底なしの草むらの中では、数えきれないほどの虫達が何かを表現する様に・・・

七色の音を奏でています・・・。

ガチャガチャと楽しげに・・・ギリギリと悔しげに・・・

カチャカチャと忙しく・・・バラバラで節操無く奏でているようで・・・

静かに耳を澄ませば・・・引き込まれる不思議な音色は・・・一匹では小さな音でも

・・・数百匹・・・数万匹集まれば・・・車の排気音もかき消すほどの音になって・・・

真夏の闇夜の空に広がって行きます・・・。

竹で造られた籠の中に・・・鈴虫が一匹・・・ヒュリリリー・・・ヒュリリリリー・・・と・・・

儚げな音を聞きながら、夏の夜を過ごすのも悪くはありません・・・

人の暮らしが自然をどんなに追いやっても・・・たくましく生き抜いて・・・

変わらず訪れる夏の光景は・・・壊れやすくも、自然の強さを見せ付けられている気がします・・・。

緩やかに流れるような暮らしから・・・力強く突き進む暮らしになって・・・

人の繋がりの弱さが目立ってきたような気がします・・・。

支え合い生きる暮らし向きは、変わらないであってほしいと思います。

 

 

 

 

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