暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

きっかけ

2020年06月20日 | 古民家

 床下は埃だらけで、カビ臭く・・・クモやムカデ、ダンゴムシにカマドウマ・・・

虫嫌いにはとても苦痛な環境でも・・・風通しが良くて喘息など、お持ちで無い方は・・・

夏は涼しく・・・案外快適な環境なのかも知れません・・・。

井戸水が夏冷たいのも・・・鍾乳洞に入ると、ヒヤリとするのも・・・

自然が持っている大きな力で・・・各地にある風穴や氷穴、天然のクーラーとして重宝されて来ました・・・。

温暖化の影響はそんな場所にも迫っていて・・・夏でも大きな氷の塊が残る洞窟の中は・・・

氷は1/3にもなってしまい・・・人が自然に与える影響の大きさを感じてしまいます・・・。

地中深く穴を掘って、そこに鋼製の円柱を入れて・・・地中深く、1年を通して温度変化の少ない空気を・・・

室内に循環させる・・・クーラーを使わない設備を取り入れた考え方があります・・・。

地下水を汲み上げ、屋根や外壁に流して・・・気化熱で太陽の熱を遮る設備を取り入れた考え方もあります・・・。

一時流行った・・・緑のカーテンもありますが・・・どれも、一長一短があって・・・

劇的に涼しくなる訳でも無く・・・電気代が半分になる訳でもありません・・・

自然素材をたくさん使ったからと言って・・・その1件で、住環境が改善され・・・

日本の林業の助けになって・・・自然が豊かになる訳でもありません・・・。

あくまでもきっかけ造り・・・

大きな災害が頻繁に発生して、真夜中に気温が40度近くもあって・・・

生産農家が減っているのに・・・大量の食品廃棄が止まらない、矛盾した暮らしを・・・

少し立ち止まって考える・・・そのきっかけが、古民家であっても良いと思います。

 

 

コメント
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