暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

おぼろげに

2020年06月19日 | 古民家

 寝ぼけ眼で・・・何度も夢と現実を行ったり来たり・・・

カタカタ・コトコトとせわしなく動き回る聞きなれた音は・・・

暗くて寒い朝も・・・窓から入り込む眩しい夏の日差しの朝も・・・

いつも変わりなく・・・整えられた食卓に、ホワリと湯気が舞って・・・

一日の始まりを、日本の朝ごはんは教えてくれます・・・。

家族が食卓を囲む時間は、この数十年で信じられないくらい減っているようです・・・。

ちゃぶ台を囲んで食事する姿は・・・白黒の写真の中に見るだけで・・・

新聞が食卓の前に浮かんでいる不思議な光景も・・・・

ゆっくり味わう時間も無いほどに、駆け足で食卓を通り過ぎる光景も・・・

淡い映像でも見るように・・・バラバラと何かに追われ・・・操られているようです・・・。

時間を掛けて、何かに取り組み・・・体で覚える、経験が糧となる・・・

物事にじっくりと取り組む、師弟関係は無くなり・・・修行期間は1年でも長すぎるくらい・・・

そんな流れについて行かれない、ついて行きたくない考え方が多くなってしまい・・・

何もかも、時間の流れは変わってしまったのかも知れません・・・。

ある岐路に立ち・・・迷ったら、間違いなく大変で面倒な方向を選べ・・・・と言われます・・・。

気を使い、煩わしいと思える友達や家族との時間や仕事のお付き合い・・・

時間が過ぎ・・・それがいかにかけがえの無い時間や経験だったと振り返り・・・

これが、守り、繋いでいかなければいけない文化だと・・・

思い懐かしむ時さえも無くなってしまうのかも知れません。

 

 

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