暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

やんわり

2020年06月05日 | 古民家

 無人島で生きて行くのであれば・・・必要なモノはすべて自分で調達して・・・

自分で考え、造り・・・腹が減ろうが、ケガをしようがすべて自己責任・・・

責任を極力取りたくない社会に生きる方々にとって、そこは生きやすい暮らしなのだろうか・・・?

それとも気が狂うほど耐えられない環境なのだろうか・・・?

住まい造りには・・・たくさんの人の手が入ります・・・。

材料を用立てる所から始まるのなら・・・もっと多くの業種が関わって来ます・・・。

伝統工芸品と言えども、一人で作品を仕上げられるのでは無くて・・・

漆器で言えば・・・漆搔き職人・・・木材からお椀などを作る生地職人・・・漆を塗り仕上げる職人、塗師・・・

どれが欠けても美しい漆の器は完成しません・・・。

当たり前のようで・・・あまりにも普通の事ですが、とても大事な事だと思います・・・。

内職の仕事が今でもあるのかは解りませんが・・・虫みたいな部品をハンダで取り付けたり・・・

封筒の袋をのりで貼ったりと・・・各パートの部分を期日までに終わらせて・・・

次の担当へ渡して行く内職は、誰かが遅れると・・・後の担当の負担が増えます・・・。

大工さんの作業も・・・納め方や仕上がりの具合で、次の仕上げ工程に影響が出ます・・・。

いかに次の工程をスムーズに進められるか・・・気持ちよく作業が出来る環境を渡せるか・・・

相手の事を想い、自分の作業に手を抜かないかです・・・。

責任と重くとらえるか・・・持ちつ持たれつと、やんわり思えるか・・・?

多くの関りは・・・人が豊かでいられる大切な環境なんだと思います。

 

 

 

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