暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

危うさ

2020年03月30日 | 古民家

 季節外れが何度も続いて・・・おかしな気候になっても、それがずっと続けば日常になってしまいます・・・。

あきれるくらいの時間が流れて・・・動物も植物も進化を遂げて来た長い歴史・・・

人のいる時間は一瞬で・・・瞬く間にもならないくらいの時しか刻んでないのに・・・

・・・人が気候を変えるくらい影響がある暮らしとは・・・

計り知れない力を持っているのか・・・ただ愚かなのか・・・?

大陸から伝わって来た文化を、自国の環境に合うように工夫を凝らし・・・

培われた技術・・・木造建築が花開いたのは、飛鳥時代・・・と言われます・・・。

加工をする為の道具が揃っている現代の技術・・・・ただ形を再現することは出来ても・・・

その後100年・・・1000年と繋がる技術と言えるのか・・・?

大きな時間の流れを見据えた想いで、携わった仕事と言えるのだろうか・・・?

切り出した木材は・・・立っていた場所・姿と同じように配置して加工する・・・

木の癖を見ながら適材適所に配置する・・・。

大量に安く、多くの人に行き渡るようにと工夫されて来た技術とは相いれない考え方です・・・。

伝統の技術を遺憾無く発揮出来るのは・・・社寺仏閣か、ある一部の豪邸建築のお話し・・・?

・・・そんな事は無く・・・あるものを何度も使いまわし、古い材料でも手間を惜しまず・・・

時間を掛けて加工する・・・伝統の技とは言えなくても、物を大切にする暮らしがありました・・・。

古い物を直すよりも・・・新しくても、ただ朽ちていくだけの作りのモノで良い・・・が当たり前と思われる今・・・

それが日常になる事に・・・危うさを覚えてしまいます。

 

 

 

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