匂いに敏感?・・・な社会・・・
無臭が良いとされるのか・・・?良い香りが好まれるのか・・・?
芳香剤や柔軟剤・・・消臭剤に除菌剤の種類が半端なく・・・
限られた空間では・・・加齢種や体臭に気を遣う社会になってしまいました・・・。
茅葺の古民家の中・・・囲炉裏で炊かれた煙が、茅に住み着く虫たちを追い払い・・・
・・・煤けた竹や梁、時間と共に変化するその味わいは・・・多くの人に好まれ・・・
古材としても再利用されています・・・。
防虫の効果であったとしても・・・その煤けた匂いは洋服や髪にしみついて・・・
何時までも鼻に残り・・・燻された匂いは、好き嫌いが分かれると思います・・・。
雰囲気が良く・・・落ち着いた空間と安堵を覚える囲炉裏端でのひと時ですが・・・
それで生活するとなれば・・・誰もが少し考えてしまうと思います・・・。
季節感の無い四季の変化・・・変わり行く景色や季節で感じる香りの変化が解りづらくなり・・・
その境もあいまいな環境になって来ました・・・。
乾燥した埃っぽい空気から・・・春の花が運ぶ爽やかな風・・・少しすると、湿った空気が流れ・・・
・・・入道雲がわき立つ青い空の上、ギラリと刺すような太陽と・・・焼けたアスファルトの匂い・・・
朝焼け夕焼け・・・同じ太陽でも、その雰囲気は全く違い・・・
夏と冬でも、その感覚は違います・・・。
寂しすぎる無味無臭の暮らしでは無く・・・いろんな感覚を当たり前のように思いながらも・・・
変化を感じられて、暮らしを豊かに思える・・・そんなところに敏感な自分でありたいと思います。