暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

無味無臭

2020年03月22日 | 古民家

 匂いに敏感?・・・な社会・・・

無臭が良いとされるのか・・・?良い香りが好まれるのか・・・?

芳香剤や柔軟剤・・・消臭剤に除菌剤の種類が半端なく・・・

限られた空間では・・・加齢種や体臭に気を遣う社会になってしまいました・・・。

茅葺の古民家の中・・・囲炉裏で炊かれた煙が、茅に住み着く虫たちを追い払い・・・

・・・煤けた竹や梁、時間と共に変化するその味わいは・・・多くの人に好まれ・・・

古材としても再利用されています・・・。

防虫の効果であったとしても・・・その煤けた匂いは洋服や髪にしみついて・・・

何時までも鼻に残り・・・燻された匂いは、好き嫌いが分かれると思います・・・。

雰囲気が良く・・・落ち着いた空間と安堵を覚える囲炉裏端でのひと時ですが・・・

それで生活するとなれば・・・誰もが少し考えてしまうと思います・・・。

季節感の無い四季の変化・・・変わり行く景色や季節で感じる香りの変化が解りづらくなり・・・

その境もあいまいな環境になって来ました・・・。

乾燥した埃っぽい空気から・・・春の花が運ぶ爽やかな風・・・少しすると、湿った空気が流れ・・・

・・・入道雲がわき立つ青い空の上、ギラリと刺すような太陽と・・・焼けたアスファルトの匂い・・・

朝焼け夕焼け・・・同じ太陽でも、その雰囲気は全く違い・・・

夏と冬でも、その感覚は違います・・・。

寂しすぎる無味無臭の暮らしでは無く・・・いろんな感覚を当たり前のように思いながらも・・・

変化を感じられて、暮らしを豊かに思える・・・そんなところに敏感な自分でありたいと思います。

 

 

 

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