暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

小道

2020年03月06日 | 古民家

 寄り道・回り道・・・脇道・・・効率が悪くて、ふらふらしているかのように見えても・・・

たどり着く先が見えていれば・・・多くのモノを吸収して、自分の力になる・・・

始めて通る道や・・・何時も通る道に、たまたま見つけた細道・小道・・・

子供の頃の記憶がよみがえり・・・その先を知りたくなる・・・

自分が暮らす町にも・・・まだ知らない場所があった発見は・・・

大人になってもドキドキと興奮するものだと思います・・・。

明治・大正の時代を知る人が少なくなり・・・昭和の時代さえも薄れる意識の中に消えようとしています・・・。

古いモノが新鮮に・・・カッコ悪いと思っていたモノが、流行ったりと・・・

目新しいモノが見つかりにくくなって来た時代に・・・古くて忘れ去られたモノが・・・

新しい発見として見直されて来ました・・・。

古民家の暮らしも・・・古い建具や家具・・・古い家財道具も、目新しい小物として映り・・・

現代の感覚で・・・違った表情を見せてくれます・・・。

西洋文化が日本に入って来た時代にも・・・瓦屋根に洋風の窓が並んで・・・高い天井にビロードの絨毯・・・

異国情緒あふれる街並みには・・・和洋折衷の建物が立ち並んでいました・・・。

新しいモノでも・・・古いモノでも・・・うまく取り入れ、自分の文化にしてしまう・・・。

日本のお家芸だと思っています・・・。

贅沢になりすぎた・・・と思う人がどれほどいるかは解りませんし・・・・

その贅沢の基準も、人によって違うのならば・・・誰もが自然環境に配慮した暮らしを望んでいるのでもなく・・・

もっと快適な暮らしを望んでいるのかも知れません・・・。

それでも・・・いつもより木の芽が膨らんで・・・雑草の中に土筆を見つけ・・・

入道雲が山の向こうに見え隠れして・・・家を出て駅へ向かう道、吐く息が少し白く肌寒いなど・・・

普段は見落として・・・気にもしない変化に気づく・・・・

寄り道したくなる小道に気付けるような暮らし向きでありたいと思います。

 

 

 

 

 

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