暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

通り道

2020年03月05日 | 古民家

 スーパーやホームセンター・・・駐車場から建物に向かう時・・・

植え込みや・・・砂利道に人が1人通ったような跡がいくつかあります・・・。

木と木の間が綺麗に分かれて、下の土も踏み固められていて・・・

砂利道も・・・そこだけは砂利が無くなり・・・一筋の道が出来上がっています・・・。

けもの道・・・山に行かなければ見れませんし、良く見ないとそれだとは解らないかもしれませんが・・・

木々の下に育つ下草の枝が分かれていて・・・人が通ったような隙間が続いている筋道・・・

イノシシやシカなどが生活動線として・・・通る道筋です・・・。

山で遭難した時・・・何かを目印に川に出るか・・・道路に出るか・・・

山の頂上に向かうか・・・麓に向かうのか・・・

けもの道は人が通る道では無いので・・・遭難する危険もあるようで注意が必要だそうです・・・。

繰り返される行動や習慣・・・毎日の営みがその痕跡を残して・・・

それは・・・伝え繋ぐ文化も一緒で・・・・

親から子へ・・・子から孫へ・・・生活する場が一緒ならそれも必然でしたが・・・

離れて暮らし・・・大家族での暮らしも少なくなれば・・・その受け渡しの機会も減って・・・

家庭の味、おふくろの味も無くなってしまうようで・・・

手軽で・・・味気ない・・・どこで食べても変わり映えの無い食生活が、家庭の味になってしまいました・・・。

日本の食文化が世界遺産に登録された背景とは真逆に進んでいる今の暮らし・・・

世界遺産とは・・・後世に残すべき文化遺産として保護される・・・と言う事ですが・・・

保護されないと、この先残らないような・・・危うい状態だから登録されてしまった・・・のかも・・・?(個人的な感想です。)

先人が通って来た道が・・・見えづらくなって来ているように思います。

 

コメント
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