暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

奥深く

2020年03月04日 | 古民家

 年を重ねれば自然と記憶はあいまいに・・・歯がゆく思う時が来るのですが・・・

いくつになっても筋肉は衰えを知らないらしく・・・意識して運動をすると筋力は回復するようです・・・。

しかし・・・老いはそんなに甘くなく、関節が悲鳴を上げ・・・その痛みで、筋トレ以前の問題だそうです・・・。

広範囲の知識を問われる職業に・・・弁護士さん・・・が上げられると思います・・・。

憲法や法律だけでなく・・・いろんな業種の奥深くまで知る、専門的な知識が無いといけません・・・

相談に来るのはどの職種の人と決まっている訳でないのでしょうから・・・。

住まい造りを一手に仕切っていた棟梁・・・山から木材を切り出すところから棟梁は関わりました・・・

下地の造りで・・・屋根瓦の仕上がりの良しあしが決まるとすれば、瓦の技術を知らなければいけません・・・。

土壁の漆喰仕上げをきれいに上げるには・・・やはり、下地の制度が良くなければダメで・・・

土壁の納まりや施工を知らないと・・・その下地造りは出来ません・・・。

今では細分化され、現場監督がいます・・・。

設計担当・デザイン担当・・・・大きな現場では資材担当もいます・・・。

建築会社は実際の施工をする職人では無く・・・取りまとめる役割・・・監督業です・・・。

木材や土に石で造られていた建物とは違い・・・

建築の法規や基準・・・行政や近隣・・・お施主様との打ち合わせなど・・・雑務も増えて・・・

より多くの専門的な組織が必要な住まい造りになってしまいました・・・。

自分のやる事だけやってしまえば後は何とかしてくれる・・・

そんな考え方が多くを占めてしまう建設現場があるもの事実です・・・。

数十年・・・数百年、次の世代まで住み継がれる建物・・・胸を張って俺が手掛けた!と言いたいのは至極当然・・・。

だからこそ手を抜かず・・・精一杯良いモノを造ろうとしています・・・。

素材に目が向き・・・形だけにとらわれる、住む側だけで無く・・・廻りの環境も考える・・・

失われ行く伝統工法・・・その奥深さを知らずに・・・

住まい造りの考え方・・・知識を語る事は出来ないように思います。

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする