暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

ツケ

2020年02月25日 | 古民家

 その業界いるからこそ知るディープな話はあると思います・・・。

業界ならではの恋バナ・・・お客様あるある・・・知ってしまうと二度と買えない・・・などなど・・・

経済成長期は、公共工事目白押しで・・・大きなお金が動いて、既得権が横行して・・・

権力者にお金が集まる・・・・そんな図式が出来上がっていましたが・・・

景気が悪くなり・・・情報が一般にも知られるような社会になると・・・

悪い事は出来ないもので・・・儲かるどころか、好きでないとやってられない業界になってしまいました・・・。

(あくまで個人的な感想と、一部では景気の良いお話も聞きますけど。)

古民家を扱うには手間暇がとてもかかります・・・。

自然素材を使って・・・昔ながらの工法で行えばなおさら・・・

現代の建築では使われなくなった素材や道具・・・それを施工できる職人の技術・・・

どれをとっても、特殊な仕事で・・・狭い世界のお話・・・技術を持った人はいても・・・・

業者間で取り合いになるか・・・予定が先まで決まっていて・・・出入りの決まった会社さん・・・・

お付き合いのゼネコンさんの仕事で・・・一般の消費者の再生や再築が出来る会社さんは限られてしまいます・・・。

代々宮大工の方々・・・地域で古くから残る会社さん・・・

それでも・・・次の担い手が独立しても、生活できるだけの仕事が無いのも現状です・・・。

あるスーパーでキャベツが100円で・・・八百屋では185円で売られていれば・・・

スーパーで買う方が大半で・・・金額の大きさの違いはありますが・・・2千万台で住まいが手に入るなら・・・

住めない訳では無いので・・・わざわざ無垢材で土壁で瓦屋根の造りで、4千万台の住まいを検討はしないでしょう・・・。

フェアトレードのチョコレートの考え方は、少しづつですが浸透しています・・・。

適正な労働と適正な価格での取引の問題は・・・カカオだけで無く、農業でも林業でも・・・漁業でも問題になっています・・・。

携わる業界の中に問題が無い訳ではありませんが・・・現状を把握して、価値を理解して頂き・・・

末永く、安心して・・・次の世代まで暮らせる住まいで・・・環境までも良くする可能性を考え・・・

それぞれの業界の大きな問題を考えないと・・・自分の子供にツケを押し付けているだけになってしまうような気がします。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする