暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

資源

2020年02月20日 | 古民家

毎年・・・冬の寒空は薄青く、頬にあたる北風が冷たくても・・・

頼りない日差しは温かく・・・天候が安定しているような気がしていました・・・。

町をウロウロさまようと・・・青や緑のネットで覆われた住宅が目に付いて・・・

雨の少ないこの時期に、外装を塗装したり・・・住まいを手直しするなどの改修工事が行われています・・・。

(今年は雨も多くて、少しづつ環境の変化が目に見えるようになって来たのでしょうか?)

丸太の電柱が姿を消したその時と同じように・・・作業をする丸太の足場を目にする事も少なくなりました・・・。

電柱の丸太は10~30㎝ほどの太さですが・・・足場の丸太は5~10㎝の少し細いものを使っていて・・・

中国など、アジア圏では・・・今でも結構な高さの建物に、竹を使って足場にしています・・・。

(竹の足場で検索するといろいろ見れます。)

小さな木造住宅の解体であれば・・・丸太の足場に白いシートを張って解体する現場を今でも目にします・・・。

間伐材などの比較的細い木材の利用になるので・・・本当はもっと使われると良いのですが・・・

作業性・耐久性・保管、運搬の手間を思うと・・・鉄のパイプが便利なんだと思います・・・。

それなりに固く・・・適度に柔らかく・・・主張しない素材・・・それが自然の素材で・・・

木材の利用はとても広い範囲で使われていました・・・。

電柱・・・枕木・・・杭・・・看板・・・橋・・・船・・・

桶に・・下駄に・・家具・・・金属やプラスチックなどが普及するまで・・・

木材は、生活の中で欠かせない、大切な資源でした・・・。

秩序の無い伐採や戦争・・・人口が増えて・・・何度となく、森が失われる時期はありましたが・・・

その都度、時間を掛けて手入れをして・・・森を守って来ました・・・。

今・・・日本の森は使われる事の無い木材がひしめき合い・・・手入れの行き届かない木々が放置され・・・

・・・大きな災害につながる・・・不健康な森になっています・・・。

自然は、わずかなバランスの中で保たれて・・・はかない世界の中にいます・・・。

でも・・・時には脅威になるほど・・・ある時はやさしく・・・強く・・・

共存出来る暮らしがこれからも続けられるように・・・変化が必要な時期なんだと思います。

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする