暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

先人

2020年02月16日 | 古民家

 環境が変われば・・・食べる物も、生活スタイルも・・・人の体も環境に合わせて変化します・・・。

ダーウィンの進化論で言えば、そんな事になるようで・・・島国?、絶海の孤島には・・・

独自の進化をした珍しい生き物が暮らしている・・・。

日本も島国・・・いろんな偶然が重なり、結構変わり種の歴史や文化があると思います・・・。

好奇心も旺盛で・・・しかも器用な人が多いと来れば・・・新しい知識を吸収して、さらに独自の進化をたどる・・・

良く言えば・・・少し面白い国なんだと思います・・・。

空き家が増えて・・・新築が増えて・・・益々空き家が増えて行く・・・

そんな負の連鎖がいつまで続くのか解りません・・・。

子供が減り・・・人口が減る一方の社会に、いずれ廃棄物にしかならない建物は無くても良いのかも・・・?

古民家をお持ちの方々は・・・ゴミとして廃棄したほうが手間いらすで、安価に厄介払い出来る・・・

特に、蔵(土蔵)などは、何をするにも金食い虫・・・そんなイメージを持っていられると思います・・・。

ケヤキの大きな柱や曲がりくねった松の梁を・・・次に使えるように丁寧に解体するには、手間と時間と費用が掛かります・・・。

丁寧に加工された木材・・・手間の掛かる土壁・漆喰など・・・

同じように手間暇がかかります・・・。

でも・・・100年暮らせます・・・。

和服の需要が落ち込み・・・親から子へ、子から孫へ・・・3世代継がれ行く伝統が途絶えています・・・。

それは、住まいも同じように・・・30~50年もすると建て替える住まい、その解体材はほぼ再利用できません・・・。

伝統工法の手間の掛かった住まい・・・手直ししながら100年・200年も暮らし続け・・・

その材料は再利用が出来て・・・自然に返る素材はゴミになる事はありません・・・。

再生・再利用が出来る流れが・・・暮しの中で無理なく、上手に組み立てられていました・・・。

便利で豊かな暮らしを求めて、自由と思い手にしたモノは・・・窮屈で不自由な暮らしだったのかも知れません・・・。

世界に向かって飛び立つ事を夢見た先人は・・・どんな夢や希望を持って、その時代を生きていたのでしょうか?

 

 

 

 

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