暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

ごちそう

2020年01月28日 | 古民家

 雪景色がきれいだな・・・と思うのは、雪国生まれではないから・・・?

豪雪地帯の暮らしの苦労はいかほどのものか・・・

雪国生まれの自分としては・・・半年ほども移動の不便さ、雪の始末に追われる暮らしから逃れ・・・

不便無く暮らす土地で過ごす日々のほうが、田舎で暮らしていた時間を超えて・・・

足元がおぼつかない雪の上を歩く姿も様にならない・・・

そんなひ弱な足腰に・・・過ぎ去る時間の速さを感じます・・・。

合掌造りは・・・雪の重さを軽減し、雪下ろしをすること無く暮らす生活の知恵・・・

茅葺の屋根を守る工夫に、養蚕の環境造りとしての役割・・・

地域の特色・・・暮らしの特性を生かした住まい造りが各地にありました・・・。

それは、自然の流れに逆らわない生活・・・環境に負荷のかかる暮らしを少しでも抑える工夫・・・

電気やガス水道の便利な道具が備わっていたら・・・?

使わない理由は無く・・・要らない苦労をしていたのか?とも言い難いのですが・・・

何も無い時代だからこそ生まれた多くの技術・・・今は遠い昔です・・・・。

どこにいても大して変わらない生活と・・・代り映えしない建物・・・

地域らしさ・・・日本らしい暮らしは、建物のどこを見ても感じられない・・・

型通りの住まい作りに・・・見栄えする住まい作りに変化してしまいました・・・。

どの町に行っても・・・その土地の文化を感じられないのなら・・・

旅行に訪れたその足取りも重く・・・

高揚感の生まれない時間を過ごす事になるような気がしてしまいます・・・。

土地に暮らす不便は・・・訪れる人にとっての何よりのごちそうなのかもしれません。

 

 

 

 

 

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