暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

すがる

2020年01月03日 | 古民家

 神頼みはいつの時代も変わらず・・・・

年末から新年、多くの参拝される方がいて・・・

日本人らしく・・・長蛇の列を成して、今年の健康や仕事・・・受験など・・・

願う姿に目がとまります・・・。(自分もその中の一人です。)

自然にあるモノに対して崇拝する文化と・・・

決められた何物かを神と崇める文化と・・・・様々ですが・・・

救いを求める・・・何かにすがる・・・(宗教を否定している訳ではありません)

科学で証明出来ない・・・摩訶不思議な習慣がどの国にも残るのを見ると・・・

不確定要素が無いといけない・・・・白黒つけない・・・逃げ道を残す・・・・

そんなゆるい部分は、どこにも必要なのかなと思います・・・。

1本1本性格の違う木材の性質を見極め・・・適材適所に配置し、加工して組む・・・

時間と手間を惜しまず造り上げて来た建物ですが・・・

隙間風は入って・・・床板は反りかえり、床鳴りして・・・・

漆喰に亀裂も入り・・・梁の上に埃もたまり、虫も出ます・・・。

構造としての造りは確かでも・・・造作の仕上げが美しくても・・・・

温室育ちの自分達が住むには・・・過酷な環境とも言えて・・・・

時代に合わせた改修は必要ですが・・・・

今までの生活そのままで考えるのでは無く・・・ほんの少し、緩やかな暮らしに傾ける・・・

折り合いを付ける暮らしでも良いのかと思います・・・。

目に見えないモノにすがる・・・その心はこれからも変わらないと想うから。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする