暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

音色

2019年12月23日 | 古民家

 木の良さは・・・多くの方が知っていても・・・・・・

建売の木材と・・・社寺仏閣で使われている木材の違いや・・・

古民家で使われている木材との違いなどは、説明できないと思います・・・。

九州で育つ木材・・・北海道で育つ木材・・・・何処が違うと言えば・・・・

暑いか寒いか・・・気候の違いは解かっても・・・具体的にどんな性質の違いがあるのか・・・?

どんな種類の木材が育つのか・・・・?

木について・・・多くを語る人は少ないような気がします・・・。

暮らしの中で木材にこだわるのは・・・住宅だけでは無く・・・・

楽器の世界では・・・木材について、住宅よりももっとこだわりをもつ必要があります・・・。

どんなに技術が進んでも・・・

自然が育てた木材を使って造られた楽器を越える音色を出す事は出来ません・・・

楽器も弾けない自分が言うのもおかしいのですが・・・・

こだわりある木材を必要とする楽器・・・・

ヴァイオリン・・・ギターなど・・・弦楽器は解かり易いですが・・・・日本の和太鼓なども・・・

木材が重要な部分を占めています・・・。

適度に硬く・・・適度に柔らかく・・・・樹種によって使い分ける先人の知恵が合わさり・・・・

・・・継がれて来た職人の技術も合わさり・・・素材の良さは最大限に生かされます・・・。

どんな良材も・・・使い方・・・育て方を間違えれば・・・すべて台無しです・・・。

・・・育った山を見て・・・・伐採されて下処理された丸太を見て・・・

性質を見極めて丸太を製材すると・・・・良材が適材適所に使われた、性能を最大限に発揮された住まいとなります・・・。

木目を見て・・・乾燥の様子を見て・・・住まい楽器も、素材が大切なのは同じで・・・・

人工的に作られたモノには出せない魅力と・・・説明できない謎もあります・・・。

経験と感で時間を掛けて造られたモノは・・・誰もが簡単に手に入れる事は出来ないかもしれませんが・・・

良材が育つ時間を考え・・・時間軸を・・・100年・・・・1000年で考えれば・・・

立派な楽器や住まいこそ・・・とても理にかなった、大切な暮らしの一部になるような気がします。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする