暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

2019年12月16日 | 古民家

 筋肉は運動して・・・負荷をかければ強くなり、太い腕や足になって・・・

ムキムキの体になる訳ですが・・・

聞いた話で・・・手や指は鍛えても太く、大きく、丸くなる事は無く・・・

握力を強くしようとすれば・・・腕を鍛えて、腕を太く強くすると・・・・・

指を動かす筋・・・を引っ張る力が強くなる・・・そんな理屈だそうです・・・。

大工さんや左官屋さん達・・・職人さんの手は、大きくて太い指をしています・・・・。

毎日繰り返す、過酷で繊細な作業が・・・・手仕事の証である立派な体へと育ててくれます・・・。

料理をする職人さんは滑らかで艶やかな手・・・

藍染めをする職人さんは、藍色がかった爪に・・・・

機械仕事をする職人さんは・・・油汚れがシワに残る手だったり・・・

携わる仕事の内容で体が変化する事を・・・職業病などと言ったりもしますが・・・

公害であったり・・・病気につながる変化を、そう言ったりしても・・・

技術を磨く事で、体に身に付く変化は・・・・勲章だと思っています・・・。

先人が造り上げた技術をお手本に・・・変化しながら新たな技術を磨き・・・・

時代に沿った革新的な技術を生み出し・・・次の世代へと受け渡して行く・・・

技術の継承が難しくなる訳には・・・生活の様式が変わり必要とされなくなった技術があるから・・・

それでも・・・目線を変え変化して来た技術は残り・・・

世界に発信して・・・逆輸入される事もあります・・・。

職人の世界が見直されている部分もありますが・・・これから衰退する職業で・・・

安定した職業を求める考えの若者が増えている現状を思えば・・・

決して明るい未来が約束されているのでも無いような気がして・・・・

ゴツゴツして大きく武骨な手を・・・カッコいいと思うのは、自分だけなのでしょうか?

 

 

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