暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

自由

2019年12月12日 | 古民家

 カサカサと・・・歩く足に絡みつき・・・乾いた音が流れて、大きな葉っぱも・・・小さな葉っぱも・・・

風に吹かれながら・・・歩道の上をサラサラと漂っている・・・。

街路樹の下には、見事なじゅうたんが敷き詰められ・・・

道路の側溝も埋め尽くされて・・・・・・・

山に降り積もる落ち葉も・・・同じように、枝葉を残しながら山を覆い尽くし・・・

フカフカの布団を幾重にも重ねて行きますが・・・

山が膨れ上がり・・・・成長する事はありません・・・

それは・・・多くの微生物が葉っぱを分解し・・・ミミズや昆虫が葉っぱを食べて糞をして・・・

栄養いっぱいの土として返してくれるから・・・

その栄養を糧に・・・木々は次の年も同じように・・・若い新緑の葉を大きく広げ、山を覆い尽くします・・・。

変わりの無い繰り返しと・・・代りの無い循環に生きる小さな生き物たち・・・

人が生きる事の業が・・・環境に与えるのは負荷ばかりで・・・・

それでも・・・自然の流れを極力変える事の無い営みが、里山にはあっても・・・

継続して生活するにはつつましく・・・便利では無い暮らし・・・

誰もが楽な暮らしに流れてしまい・・・快適と錯覚する暮らしに慣れてしまいました・・・。

北風に絡まりながら空を飛びまわる枯葉のように・・・

自由気ままに飛び回るにも・・・多くの自然の力が関わり合い・・・大空へと舞っていきます・・・。

自由とは・・・より多くの関わり合いを持つ事・・・そんな風に想います。

 

 

 

 

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