暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

お家芸

2019年12月07日 | 古民家

 100円ショップで食器が売られていて・・・

ご飯を食べたりするには申し分ないほど・・・普通の食器で・・・

洋服も・・・古着もあれば、快適で肌ざわりの良い大手メーカーさんの服もあり・・・

生きていくには・・・贅沢なくらいの品揃えです・・・。

それでも・・・個性や楽しみが生まれ・・・人とは違う柄やカタチ、斬新な姿に組み合わせで・・・

自分を主張し・・・個性を楽しむ・・・日常を楽しむ・・・

それが文化なのかな・・・と思います・・・。

お金もなくて・・・高価な道具も買えないので・・・身の回りにあるモノをかき集めて・・・

道具を造り・・・小屋を建て・・・生活に必要なモノを用意して来た日本の暮らし・・・。

30年ほど前に米国圏に行った時・・・今で言うホームセンターのある・・・大型ショッピングモールに入ると・・・

大量の食材に生活用具・・・プロが使うような道具も資材も所狭しと、並べてありました・・・。

2×4の箱を組み立てる建物の造りでは・・・伝統技術は必要ありません・・・。

便利な道具があれば・・・自分で何でも作れてしまい・・そうする文化でもあるのでしょう・・・。

雑貨好きな自分としては・・・ウキウキしながらお店の中を歩き回っていました・・・。

物造りは日本のお家芸とまで言われ・・・信頼ある技術に世界の目が向けられ・・・

メイドインジャパンがブランドにまでなったように思いますが・・・・

誰もが、少しの経験で真似できる技術では・・・大きな力の前に膝を折ってしまいます・・・。

10年・・・20年と経験して身に付く技術だからこそのお家芸・・・・

技術者が・・・失敗を繰り返しながら造り上げたモノが・・・お家芸となります・・・。

理数的な能力が無ければ出来ない事もあれば・・・豊かな発想も必要です・・・。

感性や個性で表現する感覚は・・・毎日の暮らしや生活の中・・・

自分なりのこだわりを持った世界の中から生まれ・・・育ちます・・・。

捨てられる古家を・・・あばら屋として見るのか・・・古民家として考えるのか・・・

日本の文化を考え・・・利活用を助けるのは・・・日本のお家芸だと想います。

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする