季節折々の挨拶・・・
日本の言葉が多彩な表現をする事は・・・今まで何度もお話ししましたが・・・
電話やメール・・・自己表現をする場が、紙面であった頃・・・
手紙のやり取りがあったかからこそ・・・時代を彩った人々の暮らしが現代に引き継がれ・・・
・・・先人の暮らしぶりから・・・お手本となり、教訓となる思いが伝えられています・・。
これから頭を悩ます・・・年賀状・・・ある年齢を期に、お辞めになる方も多いようですが・・・
1年に1回の安否確認・・・そんな手段として使っているのは自分だけかなのか・・・
淡い恋心の文通・・・机や下駄箱の中に入っているメモ書き・・・
授業中に回るメモ書き便・・・などなど・・・・
実際に手で書く事で・・・その思いや妄想は・・・無限に広がり・・・
L〇NEやメールでやり取りする緊張感とは別次元の高揚感と・・・いずれ時が経った時・・・
書類を整理していて見付けたその手紙やメモ紙に・・・何とも言えない感情が湧いて来るような気がします・・・。
携帯用の墨と筆で・・・旅先の様子を書き残し・・・風景やその心情を書き残す・・・
鉛筆で書くのとは分けが違い・・・手間暇の掛かる絵筆と、巻物のような和紙に書く作業を・・・
面倒と思うか・・・風情ある心情を残す為の他愛ない行動だと思うのか・・・。
手間暇掛かる作業や仕事を・・・簡単に短時間に出来ないかと思う現代社会・・・
・・・・江戸時代の人達の倍以上も寿命が延びているのに・・・
その慌ただしさは・・・働き方改革・・・ゆとり世代と言われながらも忙しそうです・・・。
メールは一瞬で届いて・・・瞬時に判断し答え・・・益々ゆとりの無い暮らし向きになって・・・
手紙で出せば、当たり前に2~3日・・・時代が時代なら、1週間は掛かる返事・・・
時間を掛けて準備する・・・時間がかかるモノはしょうがない・・・
そんな風に思えれば・・・季節の手紙も・・・季節の言葉も挨拶も・・・
忘れること無く・・・お仕舞いにする事無く・・・繋がりは残せるように想えます。