暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

手紙

2019年11月29日 | 古民家

 季節折々の挨拶・・・

日本の言葉が多彩な表現をする事は・・・今まで何度もお話ししましたが・・・

電話やメール・・・自己表現をする場が、紙面であった頃・・・

手紙のやり取りがあったかからこそ・・・時代を彩った人々の暮らしが現代に引き継がれ・・・

・・・先人の暮らしぶりから・・・お手本となり、教訓となる思いが伝えられています・・。

これから頭を悩ます・・・年賀状・・・ある年齢を期に、お辞めになる方も多いようですが・・・

1年に1回の安否確認・・・そんな手段として使っているのは自分だけかなのか・・・

淡い恋心の文通・・・机や下駄箱の中に入っているメモ書き・・・

授業中に回るメモ書き便・・・などなど・・・・

実際に手で書く事で・・・その思いや妄想は・・・無限に広がり・・・

L〇NEやメールでやり取りする緊張感とは別次元の高揚感と・・・いずれ時が経った時・・・

書類を整理していて見付けたその手紙やメモ紙に・・・何とも言えない感情が湧いて来るような気がします・・・。

携帯用の墨と筆で・・・旅先の様子を書き残し・・・風景やその心情を書き残す・・・

鉛筆で書くのとは分けが違い・・・手間暇の掛かる絵筆と、巻物のような和紙に書く作業を・・・

面倒と思うか・・・風情ある心情を残す為の他愛ない行動だと思うのか・・・。

手間暇掛かる作業や仕事を・・・簡単に短時間に出来ないかと思う現代社会・・・

・・・・江戸時代の人達の倍以上も寿命が延びているのに・・・

その慌ただしさは・・・働き方改革・・・ゆとり世代と言われながらも忙しそうです・・・。

メールは一瞬で届いて・・・瞬時に判断し答え・・・益々ゆとりの無い暮らし向きになって・・・

手紙で出せば、当たり前に2~3日・・・時代が時代なら、1週間は掛かる返事・・・

時間を掛けて準備する・・・時間がかかるモノはしょうがない・・・

そんな風に思えれば・・・季節の手紙も・・・季節の言葉も挨拶も・・・

忘れること無く・・・お仕舞いにする事無く・・・繋がりは残せるように想えます。

 

 

 

 

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