暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

2019年11月24日 | 古民家

 食へのこだわり・・・・

今でこそ・・・日本食が、そこかしこの国でも食べられるくらい・・・

世界で認められる食文化になりましたが・・・

一汁一菜と言わなくても・・・お米・味噌汁・お漬物・・・

たまに・・・小さなお魚が食卓に上がるくらいで・・・・

猪や雉を食べていたとしても・・・かなり質素な食生活だったようで・・・

飽食の時代と言われるようになったのは、戦後、この十数年くらいなものです・・・。

世界中の食べのもが身近で食べられるほど・・・貪欲な日本の食文化・・・

世界各国に旅行する方々の楽しみは・・・違う文化を経験すること・・・

そのひとつに・・・食・・・は欠かせない楽しみの一つですが・・・

本来の日本食を代表する一品は何だろう・・・・?寿司やすき焼きとか・・・

有名になったものはありますが・・・楽しく食べられるようにはなっても・・・

本来の趣向とは違う方向に発展をしてしまいました・・・。

屋台で気軽に食べられていたおやつ感覚の寿司とはずいぶん変化し・・・

敷居の高い店構えや・・・ぐるぐる廻るお手軽で楽しげなお店になっています・・・。

古民家暮らしが・・・富裕層の道楽・・・余裕のある暮らし方・・・・

そんな風に思えるのは・・・

残されて来た古民家が、文化財になるほどの立派な造りの古民家が多いだけで・・・

実際、農家さんが暮らす古民家は・・・そこそこ立派な建物はあっても・・・・

多くは・・・再利用した柱や梁材を使い・・・・板張りした座敷に土間の暮らし・・・

質素でつつましいのが現実でした・・・。

けれども・・・その暮らしに使われるすべてに・・・実用的な美しさ・・・機能美がありました・・・。

その国に合った暮らしを伝える・・・そんな生活を体験して頂く・・・

味覚が合うかは解りませんが・・・焚きたての白米・・・出汁を取って作った野菜が入った味噌汁・・・

毎日手を掛けて漬け込んだ、ぬか漬け・・・・

それが日本の贅沢な・・・食文化・・・と言えるのかな、と・・・想います。

 

 

 

 

 

 

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