暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

醸す

2019年11月21日 | 古民家

 木の枝が大きく広がった根元・・・・お皿のようにくぼんだ場所に・・・

果実が転がり落ち・・・そこに雨水が降り注ぎ・・・

発酵を促す菌が・・・ほかの雑菌に負けること無く元気良く育ち・・・

奇跡的にお酒が生まれたのは・・・自然のいたずらか・・・

それとも・・・神様のおぼしめしなのか・・・・

人類は・・・アルコールを手に入れました・・・。

ワインなどは葡萄を絞り・・・その糖分を栄養に、酵母がアルコールを造り出してくれます・・・。

日本酒は・・・お米を麹菌が糖化して・・・・その糖分を栄養に、酵母がアルコールを造り出します・・・。

(すごく簡単に説明しています。)

その分解は・・・多くの量を一度に分解は出来ないので・・・3回に分けて量を増やして行くなど・・・

日本酒造りの工程は・・・・知れば知るほど、複雑で・・・奥が深く・・・

魅力ある・・・日本の伝統的な技の積み重ねで、造り出されています・・・。

細かな話は尽きないので、調べて頂くとして・・・

冬の閑散期・・・出稼ぎの仕事として広がっていた酒造り・・・

人の感や経験が頼りで・・・・昼夜問わず造りの管理を強いられる・・・今で言えばブラックな仕事ですが・・・

高度経済成長期を過ぎて・・・日本酒離れも始まり・・・世界のお酒が持ち込まれ・・・

存続の危機にもなりかけました・・・。

大手メーカーに吸収され・・・廃業する酒蔵さんは今でも少なくはありません・・・。

時を同じくして・・・古民家の空き家や解体される数も増えて・・・

二束三文でも買手が付かない・・・・古い家として扱われて来ました・・・。

地域の取り組みで、今に残る立派な古民家やお城・・・

その価値観に気付いて・・・地域で働きかけて、多くの方々の協力が無ければ・・・

今・・・その雄姿を見る事は出来ていません・・・。

日本で見直され始めた日本酒は・・・世界に発信されています・・・・。

(世界で発信されて、逆輸入のように日本でようやく見直されたのかも・・・。)

古民家も・・・世界に向けてその良さを知って頂いています・・・。

手間がかかる日本酒も・・・古民家も、手間をかけた分・・・

独自の味わいの良さを・・・醸しだしてくれるんだと想います。

コメント
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