暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

走る

2019年10月28日 | 古民家

 金融の仕組み造りと合わせて・・・世界が大きく広がったもう一つの理由として・・・・

交通の発展があると思います・・・。

1日でも物流が止まると、暮らしが立ち行かなくなる事が・・・この所の災害続きで・・・

いやと言うほど解った気がします・・・。

徒歩から・・・籠や人力車・・・・馬に馬車・・・機関車に車・・・

多くの人を乗せて飛ぶ飛行機など・・・移動時間の短縮と・・・・

行動範囲の広がりで・・・世界は近くなりましたが・・・心持は狭くなったような気がします・・・。

移動に手間がかかる作業であれば・・・その事前準備は徹底して行います・・・。

その場ですぐに手に入らないようなら・・・事前に用意をして、備えを怠らないようにします・・・。

手軽にできる移動や作業が増えれば・・・気にしていた部分が簡略化され、負担は減りますが・・・

それを・・・手を抜いていると思うのか・・・効率良くしていると言うのか・・・・?

時間の感覚が短くなった社会では・・・余裕のない作業が求められ・・・

昔ながらの手刻みで建てる住まい造りは古いとされ・・・

しかも・・・手がける棟梁の力量や考え方で・・・建築費も工期もお任せ状態では・・・

心の余裕や・・・懐の余裕が無ければお願い出来ない特殊な世界になってしまいます・・・。

でも・・・そうした住まいは2世代・・・3世代と住み継がれる住まいとなり・・・・

丁寧な作業で選び・・・加工された素材は・・・1000年経っても大切な家族を守ってくれます・・・。

自分の事は自分で・・・出来ない事は近所の器用な人にお願いをする・・・・

人が必要な時は・・・近所総出で手を貸す・・・そんな仕組みがあったからこそ・・・お金が無くても・・・

古い住まいを改修して・・・移築して・・・そんなに立派でも無いけれど・・・我が家があり・・・

日々の暮らしは・・・多くの人に支えられていました・・・。

貸家に住む人も多くはいましたが・・・それは今も変わらずある風景で・・・

見知らぬ人が増える事で・・・人との関係が希薄になっただけ・・・。

歩いて15分を遠いと思うか・・・ちょうど良い距離と思うか・・・

お出かけにはちょうど良い時期・・・

普段走り抜けてしまう場所・・・をゆっくり過ごしてみても良いのかなと想います。

 

コメント
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