暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

一味

2019年10月09日 | 古民家

 勝てば官軍・・・と言う言葉があるように・・・

いきさつや史実はさておき・・・勝ってしまえばすべてはどうにでもなってしまうようで・・・

刀での切り合い・・・戦争でのどさくさ・・・見ている人もいなければ・・・・

生き残った人間がその後、何を言おうが・・・どんな嘘をつこうが・・・死人に口無しの世界・・・

歴史をも、変えてしまうような現実があったのかもしれません・・・。

自分では絶対に読めないような文献や・・・書物が古い蔵から出て来て・・・

その道の方々が読み解くのでしょうが・・・・当時の言葉と・・・今の言葉の表現も変化していて・・・

よほど歴史や・・・古文に長けた人でも無ければ、理解出来ず・・・

読み解く人によっても・・・事実が変わるような曖昧な部分があるのと・・・・

この所の世代交代・・・相続の関係など・・・今まで親の世代が大切に残してきた祖先の歴史が・・・

若い世代には頓着が無いようで・・・先祖代々の歴史を自分の代で無くす訳にはいかん・・・・

などと思う世代でも無く・・・・古民家も・・・土蔵も・・・古くて汚い書物も・・・処分の対象になり・・・・

古物商にたたき売られるか・・・ゴミになる中・・・そんなゴタゴタのどさくさから・・・・

たまたま大きな、歴史的発見がされている時期のようでもあります・・・。

各地で骨董市が流行り・・・誰かの歴史を刻んだ家財道具や・・・写真が広げられていて・・・

そんな中にお宝を求めて人が集まります・・・。

究極のリサイクルとは言いませんが・・・捨てられ行くモノを・・・

次の世代に残すには、大切な行事なのかも知れません・・・。

ただ・・・色の褪せたセピア色の家族写真や・・・写真館で写された記念写真の姿を見ると・・・

名も知らぬ誰かの人生が・・・自分の手の中にある不思議な感覚に違和感を持ちながら・・・

現実に生きていた人なのか・・・夢物語なのか・・・?

写真に写る人の人生を知る人は、もうこの世の中にはいないのか・・・?

100年過ぎれば薄れる記憶・・・(最近は昨日の事も怪しいのですが。)

古民家に残る家族の歴史も同じように・・・次の世代に残るような痕跡は少なくても・・・

そこに建物があれば・・・そこには暮らしがあり・・・家族がいました・・・。

そこかしこに残る・・・時代の痕跡を思いながら古民家を眺めれば・・・・

なんてこと無い古民家も・・・写真も・・・一味違って見えるような気がします。

 

コメント
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