暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

季節感

2019年10月05日 | 古民家

 夕焼けは・・・ちょっぴり悲しく・・・哀愁漂う・・・ロマンチックな感じ・・・・

少し見方を変えると・・・これから迫りくる闇の世界の入口・・・

生と死の境・・・この世の者が気軽に入りこんではいけない時間帯になるような・・・

対して・・・朝焼けは、長い暗闇から抜け出て・・・清浄な空気が廻りを包み込み・・・

太陽の光と、生まれたての空の青さが空に広がり・・・

生きとし生けるものに、生命の力強さを与えてくれる時間の始まりのようです・・・。

 

澄んだ空気が気持ち良い季節・・・朝から聞こえる・・・ポンッ!・・・ドドンッ・・・ドンッ!!・・・・

秋空のどこからか聞こえてくる甲高い声・・・応援する声や、競技を説明するたどたどしい声・・・

軽快な音楽も響き渡り・・・・この時期は、毎週のように元気をもらえているような気がします・・・。

運動会を10月では無く・・・5月に行う学校も多くなりましたが・・・

グランドの空一面に舞うトンボに応援してもらいながら・・・

ホコリまみれになりながら一生懸命走る子供の姿・・・

お昼のお弁当を食べる場所や・・・応援の場所を手に入れるお父さんの行列が、校門の前に並んで・・・

最近のルールに戸惑ってしまいます・・・。

 

家族総出で運動会を見に行って・・・大家族でお昼を食べて・・・大人げなく一喜一憂した頃・・・

お父さんもお母さんも働きに出て・・・運動会に見に行く時間もないくらいに働いてた頃・・・

我子の姿をファインダーや画面越しでしか見れないお父さんお母さんのの集団がいた頃・・・・

変わり行く家族の姿に・・・暮らしの変化・・・・季節を感じるイベントが・・・

今までのような季節感を失う時代になって来ました・・・。

それも時代の流れで・・・止めようもありませんが・・・

真夏のような10月の運動会に・・・蝉が鳴く、とんちんかんな世界となって・・・・

昭和の時代にはありえない令和の世界観・・・。

この先・・・古き良き時代の四季を楽しむ暮らし方も、季節の挟間に埋もれ・・・

自然の営みを感じる境界がなくなってしまうのでしょうか?

 

 

 

 

 

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