暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

知識

2019年09月13日 | 古民家

 自分の目で見た訳ではありませんが・・・川で丸太を流している場面や・・・

・・・貯木場に浮かぶ丸太は・・・道路交通が未発達で・・・ダムが今ほど乱立していない頃・・・

大量の木材を運ぶ大きな手段の一つでした・・・。

山から切り出された木材の仮置き場から運ばれ・・・営林署や森林組合の飯場などで仕分け管理され・・・

製材所で乾燥処理が行われ・・・それぞれの注文のに合わせた木取りや加工をして・・・

木材加工業者や・・・工務店・・・材木店に送られて行きます・・・。

 

適正な山の管理と・・・ダムの無い川があれば・・・今ほど土砂崩れや・・・河川の氾濫は無いのかもしれません・・・

自然に育っていた木材を使わせて頂いたので・・・当然その後の管理は自然任せで良い訳でも無く・・・。

人が手を入れ・・・健康的な山として・・・ずっと管理しなければいけません・・・。

その為には・・・適正価格で・・・安心安全な木材を育て・・・流通する仕組みを作らなくてはいけませんでした・・・

低価格での安定供給が難しくなったからなのか・・・?

大人の事情で、安い外材を輸入しなければいけなかったからなのか・・?解りませんが・・・

日本の木材業界の衰退は激しく・・・農業のそれと変わらず・・・補助金ありきの職業になり・・・

自力で生活が出来ない仕事になってしまいました・・・。

 

建設業界も・・・空き家が増えて・・・中古のマンションやビルが残され・・・

活用もされないまま・・・新築戸建・・・新しいマンション・・・ビルが生まれています・・・。

子供が減り・・・人口が増える要素も無く・・・高齢化が進み・・・

新しい建物は必要無いのにも関わらず・・・まだまだ新築の勢いは止まりません・・・。

高度成長期の耐震補強されていない不安な建物を・・・現代の建築基準に合わせるには・・・

新築が購入出来るほどの費用が必要になります・・・。(あくまでも個人的な見解です。)

それならば・・・建売で今時の新築が良い・・・その気持ちも解らなくはありません・・・。

少し前・・・昭和初期以前の・・・古き良き、日本らしい建物・・・

元気に育った良材を・・・丁寧に加工し組み上げられた住まいが多く造られていました・・・。

それらが・・・いとも簡単に、空き家・・・古家・・・・そんなイメージで解体処分されています・・・。

大切な家族・・・暮らしを支えてくれる住まい・・・

見た目に惑わされる事の無い・・・正しい知識と、住まいが置かれた環境を知ってほしいと想います。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする